自分史・長い物に巻かれない生き方②
広島カープへの思い、「運の強さ」と長年続いたジンクス
郷原信郎
2022.08.20
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1978年10月末で会社を退職して広島市の両親の下で受験浪人生活を始め、独学での司法試験受験に挑んだ私は、憲法・民法・刑法の3科目だけの短答式試験に翌年5月に合格。その翌年に論文式の試験と、口述式の試験にも合格し、受験浪人生活は2年足らずで終わりました。なぜ最短期間で司法試験に合格できたのか。
論文試験は「法律の基本原理」と「条文の趣旨」を持ち出して、「そもそも~」という書き方で結論を導いていけば、その法律の基本を理解していると評価してもらえるのではないかと考えました。そして、「しっかりバックスイング(基本に戻る)をして」、「確実にミート(論文試験の事案に当てはめる)する」という「基本に忠実なバットスイング」が最も合理的な方法だと自分に言い聞かせていました。
そういう勉強方法・試験対策を、自分の頭の中で作り上げ、短期で合格してそのノウハウを受験生に教える姿を思い描きながら勉強していたことは、前回の「自分史①」でお話しした通りです。