自分史・長い物に巻かれない生き方⑫
久々の東京地検勤務、公判担当検事と「要領のよさ」
郷原信郎
2023.01.20
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僅か野球の1チーム程の検察庁職員を率いて、検察主導の捜査・検察独自捜査に取り組んだ鹿児島地検名瀬支部での勤務も1988年3月に、予定の2年の任期が終わり、東京地検に異動することになりました。
小倉支部での公判、捜査の経験、それに、名瀬支部で身につけた簿記会計の知識、検察主導捜査、独自捜査の実務経験など、4年前の東京地検での新任検事時代とは全く違う、検察官としての実務能力を手にした自信がありました。
東京地検に戻ってからの検事としての仕事で何をめざしていくのか、どのような仕事で自分の能力を発揮していくのか、いろいろ考えました。