閉会中審査野党質問、「モリカケ」的追及の“愚”を繰り返すな

野党はこのチャンスを生かせるか?
郷原信郎 2022.09.06
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 【岸田首相の理由説明なき「統一教会との訣別」は、更なる大混乱を招く】でも述べたように、岸田政権は、それまで「聞く力」を強調し、「検討」ばかり重ねてきた岸田文雄首相が、安倍元首相殺害事件後に行った、前のめりの国葬の決定と「統一教会問題」払拭のための内閣改造前倒し、という2つの“決断と実行”によって重大な危機に直面することになった。

 そして、内閣改造直後の「家族と一緒に楽しんだ休暇」と、その間と思われる「コロナ感染」により久々となった8月31日の官邸での記者会見でさらに墓穴を掘った。「統一教会」の何がどう問題なのかを全く示すことなく、「理由もない統一教会との訣別宣言」を行ったことで、今後、いまだに9月27日に実施予定となっている安倍元首相の国葬に向けて、そして、来春の統一地方選挙に向けて、党内の大混乱は必至である。

 国葬に対する国民の反対意見は日を追うごとに増加し、「統一教会問題」での自民党議員へのワイドショー等での批判報道はとどまることを知らない。しかも、統一教会との関係を報告することなく経済財政担当大臣に留任した山際大志郎氏は、教団との親密な関係が次々と発覚して説明不能の状態に陥っており、その山際氏を「コロナ対策担当大臣」として閣内に抱えていることは岸田内閣にとって「爆弾」そのものである。

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