2024都知事選落選運動収支のご報告

ご協力ありがとうございました。
郷原信郎 2024.07.13
誰でも

東京都知事選挙での「小池百合子氏落選運動」が7月7日の投票日で終了した後、息つく暇もなく本業の弁護士業務で東京五輪談合事件セレスポ・鎌田氏の最終弁論の作成に忙殺されていた関係で、ご報告に日数がかかりましたが、落選運動の収支がまとまりましたのでご報告します。

今回の都知事選での落選運動には、多くの方々のご賛同を得て、全国の方々からの御寄付や落選運動チラシの配布のご協力を頂きました。有難うございました。残念ながら、小池氏が三選を果たし、「落選」という結果は出せませんでしたが、前のニュースレター【「小池百合子氏落選運動」の成果と今後の活動について】でもお伝えしたように、前回選挙と比較すれば小池氏の得票はかなり減少しており、これも、皆さまのご協力で落選運動を展開した成果だと考えています。

落選運動の収支は以下のとおりです。

収入は、頂いた御寄付と私自身の拠出、支出は、「夕刊紙風落選運動チラシ」の編集・デザイン料、印刷・配布費用(印刷 約21万4500部)、落選運動街頭演説のグッズの作成費用、落選運動計画立案のための情勢調査費用などです。

チラシ「東京モンダイ」(第2弾)は、当事務所に約2万部ほど在庫が残っております。ご希望の方がいらっしゃいましたらお送りしますので、お知らせください。

三選を果たし、今後「都政の独裁者」として権力を私物化する懸念がある小池氏に対しては、今後も引き続き「小池氏の失職をめざす活動(公選法違反による告発、リコールなど)」を行っていきたいと考えています。

「公選法違反による告発」については、7月5日に、上脇博之神戸学院大学教授と郷原とで、都知事定例会見での小池氏の発言が「公務員の地位利用による選挙運動」であるという内容の告発状を東京地検に提出しましたが、「小池氏の発言が選挙運動に該当することの根拠が不十分」だとして、先週末、告発状が返戻されました。急遽作成した告発状であったため、その点についての記述が不十分であることは否定できないと考え、現在、判例・文献等に基づき、選挙運動性の根拠を詳述した上で、再度告発状を提出すべく準備中です。

今後も、活動状況については、当ニュースレターでご報告させて頂きます。

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