郷原信郎の発信、the Letterへの一元化について(有料配信も始めます)

the Letterでの発信について郷原信郎がご説明します。
郷原信郎 2022.08.03
誰でも

海外では、ロシアのウクライナ侵攻後の世界的な緊張激化、国内では、安倍晋三元首相殺害事件による政治の不安定化、統一教会の政治・社会問題化など、昨年までは全く予想しなかった事態に、社会の環境大きく変化しています。

こうした中、その時々の状況に応じて、確かな事実を指摘し、本質に迫るという姿勢で発信を続けてきましたが、今後も、その活動を一層強化していきたいと思います。

これまで、メルマガ「Compliance Communication」や、会員制メルマガ「まぐまぐ!」の配信、ブログ「郷原信郎が斬る」、Yahoo!ニュース「問題の本質に迫る」などの投稿、YouTube《郷原信郎の「日本の権力を斬る!」》のアップなどで “郷原信郎の社会への発信”を行ってきましたが、それらをthe Letter《郷原信郎の「世の中間違ってる!」》からの配信に一元化し、リアルタイムでお届けできるようにしました。

ブログ「郷原信郎が斬る」、Yahoo!ニュース「問題の本質に迫る」への投稿は、従前どおり行いますが、同一内容を、それらの投稿に先行してthe Letterで配信します。YouTube《郷原信郎の「日本の権力を斬る!」》や《論座》等での発信も、その都度、the LetterでURLと概要をご案内します。

これらは、the Letterに登録して頂くと、すべて無料で配信されます。

それに加えて、the Letterの有料配信では、《「自分史・長い物に巻かれない生き方」》と《事件・事故・不祥事を“深堀り”する》の2つのコンテンツをそれぞれ月2回、合計4回のペースでお送りします。

◆事件・事故・不祥事を“深堀り”する(毎月原則10日、25日に配信)

特定のテーマに関して詳しく解説し、深堀りするシリーズです。

多くの方が、知っている、聞いたことがある事件、事故・事故・不祥事等について、関連する事実を詳しく、背景・構造も含めて、深堀りして解説していきます。 

まずは原発事故に関するシリーズとして、【世界最高額ともいわれる賠償額の東電株主代表訴訟・地裁判決とその背景を読み解く】の連載を開始します。東京電力福島第一原発事故をめぐって勝俣恒久元会長ら4人に13兆3210億円を支払うよう命じた株主代表訴訟の判決が出されましたが、この賠償額は、おそらく、個人に対する民事訴訟の損害賠償額として世界最高額だと思われます。このような巨額の賠償命令が出された背景には、原発をめぐる法的枠組みに関する構造的な問題があります。この原発事故に関しては、検察審査会の起訴相当議決を受けて起訴された刑事事件、事故についての国の過失を問う国賠訴訟のほか、全国各地で民事訴訟が提起されています。それぞれ事実認定、判断が異なり、今後、それらの関係が、極めて困難な問題に発展していく可能性があります。

これらの関連裁判の全体的状況を概説した上で、それらの判断が相互にどのような関係にあるのか、解説します。原発をめぐる問題と日本の司法の現状を考えるシリーズです。

このシリーズ以降も、私の独自のコンプライアンス論、専門分野である独禁法、公共調達論、金融商品取引法等の分野に関連する問題を取り上げ、「深堀り」していきます。

◎「自分史・長い物に巻かれない生き方」(毎月原則5日、20日に配信)

官公庁や大企業などの組織に属した者にとっては、「長いものに巻かれる」というのが、通常の生き方です。

官公庁や大企業では、多くの場合、一度所属した組織との関係は、退職し、組織を離れても続きます。その組織と価値観を共有し、組織の慣行にしたがう人間には、有形無形の利益が与えられ、それは、組織を離れた後も続きます。退職者の中でも、組織内での地位に応じたヒエラルキーが形成され、その地位に応じた恩恵が組織からもたらされます。こうして、組織の論理にしたがって生きていくことで生涯、恩恵が施されるというのが、旧来の日本社会でした。それが、そういう組織に属した者にとって、圧倒的に有利だからです。

そういう組織の典型と言える「検察」という組織に、私は、幸か不幸か迷い込みました。そして、検事として勤務する中で、その組織の論理、組織の体質に強い違和感を覚え、組織内で、検察の旧来のやり方、伝統的な価値観に反発し、抗い続けながらも、自分なりの検察の在り方をめざしてきました。そして、その活動に限界を感じ、23年目で退官し、その後、弁護士として活動する中でも、検察組織の体質に関わる根本的な問題を指摘し、正面から批判してきました。

それだけでなく、世の中の様々な権力・権威に対して、当然の前提のようにされてきたことに根本的な疑問を投げかけ、様々な事件・不祥事等について、問題の本質から論じてきました。不当な権力の行使に対しては、その犠牲になった人達とともに、戦ってきました。

それが、私がこれまで貫いてきた「長いものには巻かれない生き方」です。

「自分史・長い物に巻かれない生き方」では、私がそういう生き方をするようになった経緯を振り返り、なぜ、そういう生き方を続けてきたのか、その原動力は何だったのか、理学部を卒業して、「地質屋」として旧財閥系鉱山会社に就職、1年半余で退職し、独学で司法試験に挑戦し、合格。検察の世界に引きずり込まれ、検事として仕事をすることになった20代に遡ります。

そして、1983年の検事任官後には、昭和の終わりから平成にかけての様々な事象が登場します。

奄美群島を管轄する鹿児島地検名瀬支部の支部長検事として、当時、「日本のフィリピン」とも言われた、日本で唯一の小選挙区「衆議院奄美群島区」での保岡興治VS徳田虎雄の猛烈な買収合戦の摘発・捜査、そして、地域を蝕んでいた公共工事利権に絡む事件にメスを入れる検察捜査に取り組みました。1990年、日米構造協議で米国からの独禁法制裁強化の圧力を受け、独占禁止法違反の告発の枠組みを作り、その後、様々な違反事件の告発に従事、それは、1992年の埼玉土曜会事件での、公取委・検察・ゼネコン・自民党政治家がからむバトルに発展していきます。それと密接に関連する東京地検特捜部でのゼネコン汚職事件での違法捜査、暴力的取調べ、後にそれを題材にペンネームで書いたのが推理小説「司法記者」WOWOWドラマ「トクソウ」の原作)です。

東京地検公安部では、過激派非公然活動家との取調べ室での対峙、オウム真理教事件での最大の難事件の一つだった自動小銃大量製造事件の捜査を総括し、組織的武器製造の全貌を解明しました。

これらの事件の中では、梅澤節男、小粥正巳公取委委員長、宗像紀夫氏、熊崎勝彦氏などの特捜幹部、そして、当時、殆ど「従軍記者」状態の司法記者の中で、検察の実態に問題意識を持つ数少ない記者だった、若き日の山口寿一読売新聞記者(現同社社長)など、個性的な人物が実名で登場します。

この「自分史」は、「まぐまぐ!」の有料メルマガで、(1)~(22)まで配信してきたものを、今回、大幅に加筆修正して、the Letterの有料配信でお送りしていきます。

~~~有料配信に関する郷原信郎からのお願い~~~

 先の見えない、混沌とした社会・経済状況の中で、「組織が社会の要請に適応すること」というコンプライアンスの基本的視点をベースに、確かな事実認識に基づいて、的確な指摘を行い、問題の本質に迫っていく姿勢での「社会への発信」を続けていくことが、郷原信郎の使命だと考えています。郷原総合コンプライアンス事務所のスタッフも含め、the Letterに一元化した社会への発信に、全力を挙げていきたいと思います。

 有料配信にご登録頂くことは、そのような活動の支援にもつながります。皆さまにご満足頂ける有料コンテンツになるよう頑張っていきたいと思います。多くの方々のご登録をお待ちしています。

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