世界最高額ともいわれる東電株主代表訴訟・地裁判決と、その背景を読み解く #5

いよいよ7月13日に13兆円の請求を認めた株主代表訴訟について解説します。
郷原信郎 2022.09.25
サポートメンバー限定

(3)民事責任について

C.東電以外の責任を追及する試み

前回、東京電力福島第一原発事故を巡り数多く提起される、純粋に“法的責任の所在を明らかにすることだけ”を目的とした訴訟のうち、国家賠償請求の話をしました。今回は、残りの訴訟の話を、13兆円の請求を認めた株主代表訴訟(「7月13日の地裁判決」)を中心にお話ししていきます。

この記事はサポートメンバー限定です

続きは、14930文字あります。

下記からメールアドレスを入力し、サポートメンバー登録することで読むことができます

登録する

すでに登録された方はこちら

誰でも
<福永・郷原訴訟の解説>
誰でも
今週のYouTube「田久保市長学歴問題」
誰でも
今週のYouTube「人質司法シンポジウムに向けて」
誰でも
侮辱罪の法定刑引き上げで、一層重要となる“略式手続の正確な理解”
誰でも
今週のYouTube「刑事の略式手続きとは?」・7/1シンポジウムのお...
誰でも
7月1日シンポジウム『人質司法、メディアに責任はないのか』のご案内
誰でも
今週のYouTube「横浜市での講演(前編・後編)」「横浜市長のパワハ...
誰でも
今週のYouTube「神戸で第1回講演会」「兵庫県知事告発のその後」