自分史・長い物に巻かれない生き方③

論文試験での出来事、修習生時代の「危機対応」とは?
郷原信郎 2022.09.05
サポートメンバー限定

前回の「自分史・長い物に巻かれない生き方②」で、法学教育を受けたこともない私が、なぜ司法試験に短期間で合格できたのか、ということに関して、論文試験で、「法律の基本原理」と「条文の趣旨」を持ち出して論理展開していく「基本に忠実なバットスイング」が最も合理的な方法だと自分に言い聞かせていたこと短期で合格してそのノウハウを受験生に教える姿を思い描きながら勉強していたことをお話しました。

《不運に見舞われたら、人が一生に与えられる運の量は同じ、不運に遭ったということは、その分、運を将来に蓄積したと受け止めれば良い》

という考え方で試験に臨んだこと、司法試験に合格した後、司法研修所に入所するまでの期間、司法試験受験時代にイメージしていた通りに「司法試験超短期合格者」として、受験生の指導をした際にも、その「不運を『運の蓄積』と受け止める」という考え方を語っていたということも話しました。

この記事はサポートメンバー限定です

続きは、11784文字あります。

下記からメールアドレスを入力し、サポートメンバー登録することで読むことができます

登録する

すでに登録された方はこちら

誰でも
今週のYouTube「令和の政治動乱」「自維連立協議の舞台裏」
誰でも
「党人事空白」で連立協議は困難~多党化への不適応が招いた“自民党の危機...
誰でも
「公明連立離脱」で“高市新政権は挫折、内閣総辞職の理由は消滅、石破首相...
誰でも
今週のYouTube「石破降ろしの結末」「エジプト労働者問題」
誰でも
公明党が“連立離脱の刃”で求める「企業団体献金の受け皿」適正化と「横浜...
誰でも
今週のYouTube「高市氏だけはダメ!」「小池都知事とエジプトの深い...
誰でも
今週のYouTube「斎藤知事事件3連続記事」
誰でも
斎藤元彦氏公選法違反事件、代理人説明の不合理性と71万5000円支払い...